断熱工事を行うことにより血圧上昇が抑制されることを実証

(一財)ベターリビングの健康長寿住宅エビデンス取得委員会は1月20日、居室内の暖かさと高齢者の健康の相関についての実証実験結果を発表しました。
実際に高齢者が居住する住宅に部分断熱リフォームを施した結果、居住者の日中の血圧が低下したり、起床後の血圧上昇が抑制されることを確認。断熱改修による温熱環境の改善が、健康に好影響を与えることが実証されました。
同委員会は2011年、医療系・建築系の学識者と民間企業7社で設立されました。
実験では、60歳以上の高齢者53人(平均70.02歳)が実際に居住する、平均築年数33年の戸建住宅39戸を対象に、日中過半を過ごす居室を断熱改修。
主に、床下への断熱材の施工や窓・ガラスの交換を行いました。なお、改修前は、ほぼ全ての住宅の窓がアルミサッシ・単板ガラス、床は68%が無断熱という状況でした。

改修前と改修1年後で住宅の温熱環境や、被験者の血圧を測定。加えて、アンケートによって健康指標を計測しました。
改修1年後の調査によると、中8~21時の収縮期(最高)血圧が改修前の134.8から130.9へ、平均血圧が98.4から95.9へと、有意に低下しています。温熱環境の改善度が高い群においては、起床後の血圧上昇が抑制されることも判明しました。

こうした結果が得られたことから、同委員会委員長は「断熱改修は、エネルギー問題に加えて健康にも有用」と結論付けたとの事です。
また、高齢になるほど家で過ごす時間が長くなり、居間やトイレ、浴室など部屋も限定される傾向にあるため、部分的な断熱改修でも効果は大きいとの見解を示しています。

■24時間血圧値 日中 N=53



■起床後の血圧上昇 N=33



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蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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