2020年当社の決意表明 その6 これからの困難な「不確実性の時代」にどのような建物を提案していくのか

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自社ビル

この自宅と自社ビルは建設してから約30年近く経過していますが、前回お話しました通り大きな手直し工事はほとんど行っておりません。
この2つの建物とも今までやったのに屋上の防水工事と外壁のメンテナンス位で内装外装もほとんど建設当時のままの状態で維持しているのです。又、デザインについても今現在でも時代遅れとか古めかしいというものではないと思っています。
むしろ基本的には内装材として自然素材を使用したために経年変化によってより美しくなった部分もあります。
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自宅

この経年変化によって美しくなるという部分は昨今作られているほとんどの住宅のように建てた時はそれぞれにきれいだが年とともにどんどんみすぼらしくなっていく建物との決定的違いなのです。
建てた当時としては斬新であったと言われていても今では古めかしいというのが一般的な建物ですが、この2つの建物はデザインポリシーとしてある意味前衛的(先取り)でかつ普遍的(変わらない)な要素が強くあったが故に、今見ても新しいのではないかと自分では思っています。
そしてこの2つの建物は設計も施工も自社で行ったものであり、約30年もそこに常に存在しているですから、それこそがお客様に自社の行った建物の価値を誤魔化すことなく見ていただけるものではないかと思っています。
つまり、この2つの建物の存在とその他たくさんの当社設計施工の建物こそが当社を信頼して頂ける大きな要素になるのではないかと思っているのです。

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木材の経年変化の美しさ(出雲大社)

建物は大きい物程、立派で素晴らしいと思われがちですが、大きな建物を作るには設計段階からたくさんの設計者や技術者が協力し合って作り出すものです。小さな建物はある意味個人が中心となって行いますから次元の異なる部分もありますが、大きかろうが小さかろうが、その建物の中に潜んでいる魂の様なものは同じなのです。
人間は、オフィスビルであれ、住宅であれ建物の中で生活する時間は80%以上であると言われています。ですからその建物を利用する人を少しでも幸福にするものでなくてはなりません。しかしながら現実的には自分の建てた建物に満足している人は数%しかいないのが実情ではないでしょうか。
そして、家によって恩恵を受けているその数パーセントの人達にしても築10年20年30年と経過していく中でその満足度はどんどん下がっていくものです。
どんな建物でも、その敷地の個別条件や、建築制限や予算、そしてそれらを作った職人の能力によって大きく違ってきます。
それらの様々な条件によってその建物の所有者や利用者の建物に対する満足度は大きく違ってくるのです。
私は建築してからそれを維持していく過程における困難さを普通の人より知っていますから、それらの困難を少しでも和らげるために、「何をやったら駄目」だとか、「何をやらなければならない」というアドバイスが出来ればと思っています。
実際は建築や建物の作り方や維持、又完成した後のメンテナンスについては、間違った考え方がたくさん蔓延いるように思います。
例えば耐震補強の考え方や方法、高気密高断熱住宅やソーラーパネルや床暖房についての疑問、内外装材の選択についての間違い、外壁や屋根の修繕や交換についても様々な問題がありますし、専門家から見ると、むしろやってはいけないことをやってしまったということが常にまかり通っているのです。

一級建築士  蓑田 常弘


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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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