家にとっての大敵は漏水である その5 屋根工事は悪徳リフォーム業者に騙されやすい

悪徳業者に注意

悪徳業者に注意

良く聞く話として訪問販売系の会社や塗装専門の会社で、外壁塗装のついでに足場もかかっているのだからカラーベストの屋根の塗装の塗り替え工事をしませんかという営業をかけられ、何となくお願いする事にしたというケースは結構あります。
しかしながら実際カラーベスト系の屋根材は劣化して30年位で漏れる事はほとんどありませんから、築10年位の外壁塗装の時期に屋根塗装をする事はデメリットの方が大きくて、私は勧めていません。
カラーベストのヒビや割れ

カラーベストのヒビや割れ

そのリスクのひとつとして、職人が屋根に乗って歩き回る事によってカラーベストが割れてしまうという事です。
元々、カラーベストは厚みが4.5㎜位しかありませんし、長年屋根という一番厳しい環境のところに晒されているのですからそれなりに耐久性の劣化もありますから、特に体重の重い職人が無造作に乗ったり、屋根の上に足場をかけたりすると割れてしまう可能性があるのです。それも表面が糸面で割れるので表面だけ見てもそのクラックはほとんど解りません。カラーベストを貼る前の防水下地としてアスファルトルーフィング等を敷き込みますので、最初の内はカラーベストが糸面状に割れたとしても屋根裏そして室内に雨水が漏ってくる事は直ぐにはありません。

屋根からの長年の漏水によって天井裏の腐蝕に

屋根からの長年の漏水によって天井裏の腐蝕に


悪徳業者の手口

悪徳業者の手口

まして施主が屋根の上に乗って点検するという事はありませんから知らない内に漏れてきたというケースが結構あるのです。
屋根部分にトップライトが付いている場合にはそのアスファルトルーフィングとトップライトの水切り板金との隙間からとか、屋根形状が複雑な形をしている場合にはそれらの雨仕舞の部分からとか雨水が侵入してくるのです。
そしてそれらの漏水の原因は屋根塗装をした結果という事はよくある事です。

屋根からの漏水は、天井裏に水滴が落下するまでに10年以上の継続的な雨漏れの結果として出て来る場合が多いですから、どこの時期にどのような理由でそうなったかという事は中々解らないという状況がほとんどです。 つまり、屋根からの漏水の原因は色々な可能性がありますから、あの時のあの工事が漏水の原因だったと中々特定できない事もあります。

そういう意味で屋根工事は、悪徳リフォーム業者にとっては、施主を騙して法外な金額を請求するところでもあるのです。
聞いた話によると点検見積の時に上に登って故意にカラーベストを割るとか瓦をずらすとかして写真を見せて不安を煽る。
もっと酷い場合には他の家の写真を見せてから契約するという業者もいるようですから充分な注意が必要です。
つまり、最初から騙すつもりでくる営業ですから口から出まかせも何でもありなのです。

一級建築士  蓑田 常弘


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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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