家にとっての大敵は漏水である その4 勾配屋根からの漏水

ああああ屋根勾配

屋根勾配

屋根の勾配は屋根の材料によって変わってきます。
屋根材によっては、勾配が緩いと雨漏りするのです。
屋根の勾配とは水平距離に対して垂直の高さを結んだ線の傾斜の事を言い、例えば3寸勾配とは水平距離10に対して垂直部分の高さが3という線を結ぶ勾配の事を言います。
屋根の勾配

屋根勾配

今、最も屋根材として使用する事の多いカラーベストの屋根勾配は3寸~4寸5分勾配で、2階小屋裏スペースをたくさん確保する場合は6寸~7寸勾配位にします。日本瓦屋根だと4寸勾配から4寸5分勾配ないといけません。金属板というかガルバニューム鋼板だと2寸勾配から2寸5分勾配でも大丈夫ですが、最も緩い勾配でと言っても金属板の屋根でも平葺と瓦棒葺では勾配が違ってきて、瓦棒葺では1.5寸勾配位まで緩くすることが出来ますが、平葺だと2.5寸勾配以上が必要となります。

屋根の漏水検査
屋根からの漏水の原因のひとつは上記の必要最低限の屋根勾配が緩い為だったり、台風等の強風や大量の雨風によって屋根材一枚一枚の重ね合わせの部分や、外壁との取り合い板金の隙間や屋根の形状の複雑さの部分から侵入する場合が多いと思われます。
あとは屋根材の劣化や割れや屋根材のズレ等が原因になる場合が多いのですが、基本的に一番良いのは古い屋根材をはがして新しい屋根材に葺き替えるのが良いのですがコストの問題があります。
カラーベストや瓦屋根にしても、部分的な修理で行う場合が多いです。
カラーベスト葺きの屋根

カラーベスト葺きの屋根


ガルバニューム鋼板屋根材

ガルバニューム鋼板屋根材

既存屋根がカラーベスト葺だったり古い鋼板葺の場合には古い屋根材はそのままにして上からガルバニューム鋼板等の金属屋根で重ね葺にするというケースもあります。
屋根部分は建物の中で一番耐久性的には厳しい部分であり、夏の熱射、冬の寒さ、繰り返す風雨に24時間晒されているところですから、一番劣化しやすく狂いが生じて来る部分でもあります。ですから築後10年以上経過した時点で、劣化して割れたりずれたりして漏水の原因となってくるそのような状況になる可能性が大きいのです。
又、台風や強風で雨水の吹き上げで通常の風雨では侵入しない雨水が侵入してくる事はよくある事です。建物の設計と施工に当たっては特に屋根材の種類と形状の剪定については多様的に検討して計画実行をする必要があります。


新築住宅には瑕疵担保保険加入義務付け必須

新築住宅には瑕疵担保保険加入義務付け必須

今では新築工事にあたっては、業者は瑕疵担保保険に加入していなければなりませんから、築後最低10年以内であれば屋根からの漏水においてはその保険から支払われる事になりますが、リフォームの場合ですと法律的に法的な強制力はありませんので、工事業者の工事保障期間内が3年、5年、7年位で新築に比べると非常に短いですから、工事を依頼するは信用と実績のある業者を選択しないと後悔する事になります。ですから単に安かったという事だけでは駄目だと思います。

一級建築士  蓑田 常弘


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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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