家にとっての大敵は漏水である その2 漏水の原因は中々見つからない

サッシの結露

サッシの結露

漏水は意外なところから発している場合が多いのです。
漏水がサッシの部分からあったからといってサッシの上や周囲に原因があるとは限りません。サッシの構造は意外と外からの水の侵入に対して守られていますし、例えばサッシの中に水が入ったとしても基本的に外に雨を排出出来るような断面になっていますので、漏水の原因はサッシ自体には無くてガラスの部分とサッシの部分が接しているコーキングが原因だったり、サッシ上の外壁に原因があったりするものです。
通常の雨風ではなく台風等の強風によって上向きの風によって起こった場合は換気扇の穴からとか、エアコンのスリーブ管の穴からだったり、屋上笠木の下の隙間だったりします。

点検口からの床下漏水調査

点検口からの床下漏水調査

漏水診断は、屋上、天井裏、外壁の中、床下等、通常は人の目に触れない所への調査であり、地味で汚れる作業ですから、そのような覚悟でやらないといけません。
漏水調査をするには漏水原因を究明する為のひたむきな気持ちを持つ必要があります。
かなりプロの上級者でも1回の調査で原因を明らかにすることは出来ません。
漏れの原因はひとつだけではなく、あらゆる部分が複雑に絡み合って、それらを全て明らかにしていく事はかなり困難な事なのです。 漏水調査は建物を平面だけで見るのではなく建物全体を断面で見る事も重要なのです。

水道の検針で漏水が解る事も

水道の検針で漏水が解る事も


水道管ジョイント部分

水道管ジョイント部分

又、突然水道メーターの計測員の人から、お宅のメーターはいつもの月より大分水量が上がっていますよと言われる事があります。 つまり、水道管のどこからか漏水している可能性があるという事なのですが、水道管は表に現れている部分はほとんど無く、地中の中とか壁の中に隠れていますので目で見てその漏水箇所を確認する訳にはいきません。
水道管は様々なところでジョイントして使用しますし、特に曲がりの部分にはエルボという様な接続金物を使い、建物全体では何十ヶ所もそれらの部品をつないで使っていますからその部分1ヶ所に不具合があったとしたら、それは隠れた部分で24時間漏水している訳ですからメーターの数字は上がってしまいます。

以前あった例としては、ほとんど新築工事のビルの給水管に突然穴が空いた事がありました。その原因をいくら調べても解りませんでしたが、最終的に解った事は、近くを通る電車の電磁波が遠く離れたその家の水道管を直撃したという事が解りました。
水道管亀裂

水道管亀裂

まさか電車の電磁波が何百メートルも離れた家の水道管を破裂させるなどという事は普通の常識では理解出来るものではありません。
あとは水道管の漏水の原因のひとつとしてパッキンが劣化する、ネジが緩むとか言う事もあります。
冬場は水道管が凍結して破裂するとか、給湯器の内部の管が破裂するという事もあります。

一級建築士  蓑田 常弘


→ブログのトップへ戻る
→ライファ立川のホームページへ
スポンサーサイト



プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


→ 会社ホームページ

建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

最新記事
記事へのリンク
月別アーカイブ
ごあいさつ
社長あいさつ