当社が目指しているリノベーションとは その8「リフォーム業界に参入業者は何故失敗するのか」

リフォーム市場の増加図

リフォーム市場の増加図

一般的にリフォーム工事は新築工事より下の方の部類であるという認識が通用していて建設事業者もそのような認識でリフォーム工事を手掛ける場合が多いようです。
建設業者も以前は新築工事が少なくなったからリフォームでもするかというちょっと馬鹿にしたようなスタンスでリフォームを始めるきっかけになったりするものです。
又、建設業とは無縁の不動産業とかデパートとか家具店とか電気量販店とかがリフォーム工事を引き受けますというのもリフォームはとても簡単というイメージがあるからなのでしょう。

リフォーム業者乱立

リフォーム業者乱立

昔は、石を投げれば不動産屋に当たると言われてきましたが、最近では石を投げればリフォーム会社に当たるという位、○○リフォームを行いますという看板があちこちにあります(笑)
ところが、大抵の場合はリフォーム事業としては失敗するケースがほとんどです。
リフォーム業はそれは前回までのブログに書いた理由があるのと、小さな規模のリフォーム店では何ら営業許可申請等は不要だからという事もあるかも知れません。

ZOZOTOWN.png

最近ではネット系の会社がリフォーム業界に参入してくるケースもありますが、これはリフォームをしたいという顧客情報を集めてロイヤリティーを払っている加盟店に紹介して契約したら紹介手数料を取るシステムです。
いわゆる、ピンハネ企業ですが楽天もZOZOTOWN等、最近のネット企業のように急激に成長している企業は大体そんなものです。
加盟店からロイヤリティーwo

加盟店からロイヤリティーを取る仕組み

私は非難を覚悟で言えば、それらは実業ではなく虚業だと思っている古い人間ですが、それはまんざら当たってない訳ではないと思っています。
本部はそれらに加担している加盟店からロイヤリティーを合わせると契約金額の7~8%取るのですが、間接的には顧客がこの手数料を払わされているのですから、それらの実態が解ったり、あるいは中途半端な戦略で思う様な顧客を集められないと中々企業として成り立ちません。そうするとこれらの業者も大体1年~2年でまだまだ加盟店が充分に集まらない段階で体力が続かずで撤退していく場合が多いのです。

リフォーム工事の難しさ

リフォーム工事の難しさ

その理由については、このシリーズのその5で詳しく書きましたが、私が考えるに、それはそれらの業者が他の業態の仕事と同じようにただ売上だけを上げれば良いとか、お客さんを見つけてくればそれで良いという様な考え方を持っているからではないかと思うのです。少なくとも仕事さえ見つけてくれればあとは何とかなるという大雑把な考え方です。
ところが、私が何回も書いたようにリフォーム業とは「建設業」と「小売業」と「サービス業」が合わさった部分の業態であり、職人をつかって行う施工段階の業務がとても大変な業界ということを忘れてしまっているのです。
勘違いしてはならないのは、建物は時間と共にあちこち傷んできますから、安く受注したり騙すつもりならリフォームという仕事はいくらでもあるのです。

生産性を上げる

生産性を上げて利益向上

この厳しい時代にきちんとした仕事を確保し続ける事はとても大変な事なのですが、リフォーム業の場合には、その後の契約した工事を職人を使用してしっかり行い、施主の納得するものを引き渡して残金を回収するということはもっと大変な事なのです。
そしてもうひとつ大きな課題は利益率の確保という事です。
はっきり言って仕事を取得するには他店より圧倒的に安くすれば何とか契約になります。しかしながらそれでは利益率が少くて、自分で自分の首を絞める事になり、どこかの段階で行き詰ってしまいます。
つまり、薄利多売はどうしても自転車操業の様な形にならざるを得ず自転車のペダルが止まったら倒れてしまうのです。

一級建築士  蓑田 常弘


→ブログのトップへ戻る
→ライファ立川のホームページへ
スポンサーサイト



プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


→ 会社ホームページ

建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

最新記事
記事へのリンク
月別アーカイブ
ごあいさつ
社長あいさつ