バブル後世代とお酒 その2

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若者の貧困格差

更に若者の中には、非正規で働く人が増えていて、酒を飲むだけの余裕がないという人が多くなったということもあるらしく、派遣社員やアルバイトの非正規で働いている立場と、収入が少ないアンダークラスと呼ばれる階級は、増加の一途をたどっていて、平成15年にアンダークラスは929万人、労働者の3分の1が非正規、というデータもあって、所得減少はフリーター化する若年層で著しいと言えます。

仕事帰りに一杯

仕事帰りに一杯

非正規労働者だから正社員のように上司や動機とのつながりも薄く退社後に飲みに行く機会も極端に少なくシフト制という職場もありますから、みんなが一緒に仕事を終えて飲みに出るという機会も極端に減っているようです。
かつての一億総中流というような呼び方をされた時代には、様々な酒文化がありましたが、今ではオープンする酒屋もたくさんあるが、占める店の方が多いといいます。
又、酒文化の変化と共に、車とかAV機器とかへの関心が低下していて、メーカーや産業構造も大きく変化しています。
いつかはクラウン」というCM

当時のクラウンのCM

車は特に、自分で所有せず必要な時にシェアするとか、CDとかは買わずにスマートフォンを活用した方が断然安上がりですからCDも売れません。そしてバブル後世代は物を所有するという事にも余り興味がないようです。
私たちの青春時代の「いつかはクラウン」というCMを見て、車を買うために仕事を頑張るという考え方は、とっくに消えているのかもしれません。

古き良き・・・

古き良き・・・

余談になりますが、九州男児の私としては、高校3年生になると学校帰りに一升瓶の芋焼酎、(黒霧島)を買って毎日のように仲間と集まって酒盛りをしていましたが、今そんなことをしたら大変な事になりそうです。
今振り返ると丸ぼうずで学生服を着た高校生によく酒屋もお酒を売ってくれたものだと思いますが、ある意味古き良き昭和の時代でした。

今の若者が酒離れしている要因は気持ちだけの問題ではなく収入の問題もあるようです。月収が20万円足らずで家賃5万円と光熱費とスマホ代で4~5万としたら、とても飲みに行くような余裕はないと思われます。
給料から税金や年金等で差し引かれる金額もどんどん増えていますから、とても毎日お酒を飲むことは出来ません。
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コンビニで弁当購入

以前だとコンビニで弁当とビールを買っていたという人も今では弁当だけでビールも買わないという人も多い様で、そういう時代の流れの中で若者に飲酒習慣がつくとは思えません。健康志向の若者にとってはその方が健康でいられると思っているようですから余計なお世話かも知れません。
そんな流れで喫煙する人もどんどん減ってきて、今では成人の30%をきっているというデータもあります。
世の中の流れも禁煙というか、喫煙の圧力がとても大きく、街の中はもちろん、飲み屋さんの中でも煙草を吸えないところも出てきています。
酒とたばこ

私はそのような極端な世の中の風潮に反発する気持ちが湧き出てきて、17年間禁煙してきたのに、それらに逆らいたい気持ちもあって、つい最近から再び喫煙者になってし舞いました。(妻にはまだ見つかっていないようです。)
そのような時代の流れにあって私達のような、昭和の生れのおじさん達は世の中からどんどんと駆除されていく感じがします。

しかし、90年代半ばから2000年初めに誕生した、現在20代になろうとしている若者たちから消費傾向が変わるとする見方があります。
ミレニアム世代と言われる若い頃にバブルを謳歌して育った新人類の子どもたちで、親の影響を受けて趣味にお金を使う世代で、スマートフォンの影響もあり、ネット上での仲間意識もあり、彼らはラーメンとか美味しい食事を求めたり、成人するとそのついでにお酒を飲むということも覚えてきているようです。
ワインや日本酒のブームも復活し、又、外国でも日本酒ブームがあったり、逆に日本ではワインとかカクテルとか洋酒ブームも重なり、秘かにお酒の消費が伸びる可能性もあるようです。
満席の洋風居酒屋

満席の洋風居酒屋

そんなこともあって、この前新宿に行った時に、びっくりしたのはワインバーというか洋風居酒屋というか、しっかり食べ物のメニューもあるその店は、夕方の早い時間から地階から2階まで満室でした。
そして客層は、10代後半から20代、30代位の男女のカップルだったり、女性や男性だけのグループだったりしました。
それはもう、小さなテーブルやカウンターにひしめき合っている感じでしたのでした。
更には客の滞在時間は1時間半いう時間制限もあったりで、秘かに昔と違う酒文化が育っているなという感じがしました。

人間の精神文化や癒しの役割を果たしてきた「酒文化や居酒屋文化」の灯が消えないよう飲食メーカーの企業努力や、それに応える活力ある若者達の出現を期待したいものです。


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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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