建築は使い勝手(機能性)と遊び心(アート)を両立させて素敵になる その5

私が30年前に建てた住宅の現在の姿で見てみる <2階階段ホールについて>

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建物全体のほぼ中央を貫くラセン階段

我が家は1階から4階までラセン階段によって貫かれています。それも建物全体のほぼ中央にある為、家の大黒柱的な存在で、そこは風の抜ける筒の役割や、緊急時(火事や地震等)に一時的な避難場所だったり、地上に逃げ出す為の避難道具としての役割だったりと、家の中の機能として最も重要な役割を持っています。
そしてその中継点が2階ホールという事になります。
2階は、各寝室の他、洗面室と浴室とトイレがこのラセン階段の周囲に存在しています。この丸い空間の廻りに、それらの各室が配置されていますので動線として動く度に、否応なしにそのラセン階段が目に入る事になります。

ですから、その周囲のホールというスペースは少し広めに設計されています。
北側道路に面する外壁部分は、床から天井までそして端から端まである大きなカーテンウォームになっており、その日の天気の具合や外の景色を感じる事が出来ます。
中間にある5か所の突き出し窓を開ければ、外の音やこのラセン階段の筒を通り抜けた風をもっと勢いつかせる風抜き(風入れ)のような役割をしています。
そしてこのカーテンウォームのガラスはマジックミラーのようなガラスですから、昼間は外部から中を見透かす事の出来ない家族のプライバシーを守る役割があります。夜はその逆で中からはミラーになり、自分の姿を写し出しますが、外から見たら内部が丸見えになりますから、レースカーテンともう一つ厚手のカーテンを閉めるという事になります。
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飾り棚等 ミニカウンターバー 水廻りへ
そのホールの少し出っ張った部分に小さなカウンターバーのようなスペースと飾り棚を置けるスペースがあります。
このミニカウンターバーのような天板は大理石となっており、壁に接する部分2点とカウンターの先端から壁と床の接点に向かっている斜めの鉄パイプによって支えられていて、とてもシンプルなデザインになっています。
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ラセン階段廻りから各寝室へ
そしてこのホールから寝室3室それぞれに入る入り口とトイレの入り口、洗面脱衣室に入る入り口の計5か所が面しています。
そしてこの2階部分のラセン階段を介して3階リビングの様子や1階玄関の人の気配や様子を伺うとかできるのです。
そして家族がこのホールで移動する時に必ずすれ違いながら顔を合わすので「おはよう」とか「お帰り」とか「行ってらっしゃい」という会話を交わる場所になります。
そして3階にあるキッチンで料理が出来たら3階リビングのドアを開けて「御飯が出来たよう」と大声で呼びかける事も出来ます。
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この穴にハンガーやパイプを差すと
簡易物干し場になるのです。

このラセン階段のもう一つの大きな役割は、このホールに落下防止の為につけた手摺、高さ1.0メートル直径約2メートルの円形の手すりに、その日出掛けた時に着たズボンやシャツを掛けてとりあえず簡単に乾燥させるのに最適なスペースなのです。
更にラセン階段の踏板を支えるブランケットプレートに、直径2センチの丸い穴が1段につき3ヶ所空いているデザインになっていますから、この穴にハンガーやパイプを差すと簡易物干し場になるのです。1階から4階まで45段の階段板がありますから、45×3=135.何と135本のハンガーを掛けられるという素晴らしい機能を発揮してくれるスペースとなるのです。
もちろん135本もハンガーやパイプを吊り下げる必要はありませんが、少なくとも10本位のシャツやジャケットを軽く乾燥させる役割はあるのです。そして来客時にはサッとそれらの衣類を片付ければ済みますから登り下りするだけでなくとても多機能的なラセン階段でもあるのです。
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そしてこのホールに使用してある黒色の毛の長い(約4センチ)コットンシャギィーカーペットが約28年使用しているのに少しもヘタレてないし、毛が抜けてもいないのです。
それは掃除好きな妻の毎日のクリーニングのお陰ですが、素足で歩いてもとても優しい感触で気に入っています。そしてこのカーペットはまだまだ使えそうなのです。


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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


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建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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