小平奈緒の金メダルはとても感動的だった

i_20180222101057d96.jpg

金メダルを獲得した小平奈緒選手

平昌五輪スピードスケート女子500メートルで、36秒94という五輪新記録で金メダルを獲得しました。
その前の1500メートルで入賞、1000メートルで銀メダル、そして500メートルで気力を振り絞った小平奈緒選手は、日本女子スピードスケート選手としては初めての金メダルという快挙を達成しました。
r_20180222101126818.jpg

小平奈緒選手

そしてその金メダルが決定的になった後のシーンは、又別の感動を与えてくれました。それは、韓国の3連覇を望む韓国のスピードスケート界の英雄 李相花(イ・サンファ)とのレース後の抱擁でした。小平は、イ・サンファの背中を追って何年も努力を重ねて来ました。しかしこの1年位は小平が1位の座を奪いイ・サンファは2位という結果が続いていました。
この2人は良きライバルとして様々な場面で戦って来ました。そして、平昌五輪のハイライトというべき500メートルレースで、韓国の期待を全て背負ったイ・サンファは懸命の走りも、惜しくも2位という結果に終わりました。結果的には、小平の記録に0.39秒及びませんでした。五輪の戦いとはそれほど過酷な戦いなのです。
u_20180222101129867.jpg w_20180222101131fef.jpg t_20180222101128000.jpg
レースを終え李選手に駆け寄る小平選手 過酷な戦いの後の深い友情を感じました 笑顔で観客に手を振る両選手

銀メダルに終わり、リンク上で号泣するイ・サンファに日本国旗を体に巻き付けた小平が駆け寄り、韓国の国旗を手にしてイ・サンファを抱きしめたのです。韓国の国旗を手にスタンドの熱狂的な観客に挨拶しながらも、涙が止まらないイ・サンファ選手。そこに手を差し伸べたのが小平でした。イ・サンファは素直に小平に体をすり寄せる。この光景はまるで親と子、姉と妹同士が行うような愛情と優しさに包まれていました。
韓国人と日本人の戦いは、何かとお互いの感情がぶつかり合い、他の国との戦いとは全く違う国民感情が支配してきました。政治や経済の世界でも当然の事として国民同士がライバルとして、あらゆるところで対立して興奮して、時には怒りを直接ぶつけ合ってきた関係なのです。ところが今回の小平とイ・サンファの氷上での光景は、それらを一瞬にして覆すような場面でした。
オランダの英雄、マルク・タイテルト氏はこれに対し「素晴らしい光景。互いに深いリスペクトが存在する」と称賛しました。
これまで小平とイ・サンファは、女子スピードスケート界を牽引する大会や遠征で、厳しい戦いを通じて育んだ友情があったのでしょう。
この間にはお互いの戦いが終われば、お互いに努力し競い合った戦士としての深い友情が養われていったのかも知れません。 それにしても私は、この場面が今回の平昌オリンピック最高の場面だったと思いました。前日の羽生結弦選手の感動的で美しい金メダル2連覇も素晴らしかったけれど、それにも勝る感動の場面でした。

「人間性も金メダル級」と称賛した韓国紙

「人間性も金メダル級」と称賛した韓国紙

これには韓国の各紙も様々な反応を示しました。スポーツの世界でも特に日本への対抗心をむき出しにする韓国のマスコミとしては異例の扱いで、朝鮮日報は、両選手抱き合った際、小平選手が「あなたは私が尊敬する選手だ」と語りかけ、李選手は「500メートルも1000メートルも上手く滑れるあなたが誇らしい」と応じたと伝えました。小平選手はレース後、こんなエピソードを話しました。
過去にソウルでの大会後、空港に急ぐ小平選手の為に李選手がタクシー料金を払ってまで空路の帰路を確保してくれたと言いました。
今回の小平選手の新記録を出したレース後、イ・サンファ選手が走る前の場面で、感動した日本の応援団の人達に対し、口に人差し指を当てて静かにするよう呼びかけたというニュースも伝わりました。
又、銀メダルに終わったイ・サンファ選手は19日にインスタグラムを更新し、小平とのツーショット写真を公開「2位でも満足。まだ上位圏内にいる事だけでも良い思い出」と綴りました。

羽生選手とハビエル・フェルナンデス1111

羽生選手とハビエル・フェルナンデス選手

羽生選手とハビエル・フェルナンデス
フィギュアスケートでの羽生結弦選手と銅メダルに終わったスペインのハビエル・フェルナンデスとの、試合後の行動にも同じような友情が存在しました。二人は共にブライアン・オーサー氏をコーチにしていますが、試合はお互いが真剣勝負で臨みますが、試合が終わればやはり深い友情を築いているようです。
米マスコミ紙「タイム」は、日本のフィギュアスケーターでウィニー・ザ・プー(くまのプーさん)に強烈な愛を注ぐユズル・ハニュウは、2018冬季五輪のショートプログラムを勝利しただけではない。スペインのハビエル・フェルナンデスとのブロマンスのおかげで、インターネットの心も鷲掴みにしたのだった」と伝えました。
ブロマンスとは「brother(兄弟)」と「romance(ロマンス)」を掛け合わせた造語で、度々アメリカでは有名人男同志の友情をこのように表現しているようです。


→ブログのトップへ戻る
→ライファ立川のホームページへ
スポンサーサイト



プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


→ 会社ホームページ

建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

最新記事
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

建築に関するブログ

住まいに関するブログ

自然素材に関するブログ

ごあいさつ
社長あいさつ