日本家屋と屋根  その1 「屋根の歴史」

日本の建築

日本の建築

日本建築にとって、屋根の持っている意味は非常に大きく、西洋的に言うと単なる建物のてっぺんにある帽子という意味ではなく、長い庇を広げた大きな傘のような存在で、黒い瓦や藁で覆われた強大な空間を形成し、その屋根の大きさや形でそこに住む人の地位や風格を表現するものでもありました。
西洋の建物と違って木や塗り壁でできた外壁を保護するという意味もあったでしょうが、その広い庇の下の暗い闇の空間が日本人の独特の美意識を形成した、つまり明るさではなく陰影を愛する文化というものを定着させるひとつの大きな影響があったのではないかと思うのです。

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陰影と素材の質感を重視する

土壁の風合い

土壁の風合い

最近の家づくりは、お客様からとにかく明るくしてくださいというご要望が多くなりましたが、そうするとどうしても窓の部分を大きくして部屋の隅々にまで太陽の光が差し込むようにして、更にトップライトまでつけるようになります。そして壁の色も外も内側も真っ白にして下さいという様なご要望がある場合があります。
素人的にはただのイメージで明るい感じが良いというのは、別に間違っていないのですが、明るい感じでと言うと私達プロからすると、白かグレーかベージュ、グリーン系、ブルー系とかなり広範囲なくくりになるのですが、どうもお客様からしたらそういう多くのバリエーションがあるとは思っていない場合が多いですから、とにかく真っ白という紙のような色はダメですよという事が中々伝わらないという事になります。

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ターシャ・テューダという生き方 その4

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季節を感じ散策するターシャ

前回までの3回にわたり、私が偶然手にした本から興味をもったターシャ・テューダの生き方についてお話してきました。
ターシャが目指した、19世紀の自給自足の暮らしとは異なる現代社会は、物も情報もあふれ、豊かになった一方で一人一人が利己的で他人に対する愛や思いやりもなくなり、自分も何か満たされない現実や将来に対する不安をたくさん抱えているような気がします。
そして文化的には便利になったとか待たないで早く済むとか、ネットで買えるから手間がかからないという事が何か豊かになったと自分達が錯覚しているだけで、本当は身も心もどんどん貧乏になってきているような気がします。

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ターシャ・テューダという生き方 その3

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庭でスケッチするターシャ

今まで現代まで世界各国でターシャのように広大なる敷地に住んだ人は居たでしょうが、自給自足の暮らし、庭づくり、動物達との共存、そして自分の仕事として絵本の挿絵をたくさん描き、偉大なる生き方のひとつとの見本を示しました。
そんなライフスタイルの全てが、世界中で注目を集め、2008年に92才で亡くなった、ターシャ・テューダが生誕100年を迎え、世界各国で様々なイベントが行われています。その時代とは全く変わってしまった今なお世界中でターシャのライフスタイルに共感と憧れをもっている人や自分達も実践している人もたくさんいます。

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ターシャ・テューダという生き方 その2

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ターシャの絵本の挿絵

ターシャ・テューダは、幼い頃から自分が何をしたいかはっきり解っていたと言います。晩年から亡くなるまで人里離れた農村に住みました。木や花の植えられた庭と犬や猫などのペット、それに山羊や鶏などの小動物に囲まれて絵本の挿絵を描くというのが彼女の夢でした。およそ30万坪という広大な敷地に住み、家具職人である長男セスは、ターシャの希望する年季の入った古びた家になるよう18世紀の工法を研究し、たった一人で家を造り上げ、そこにターシャは生涯生活することになります。

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ターシャ・テューダという生き方 その1

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私が偶然見つけたターシャ・テューダの写真集

ターシャ・テューダ(1915.8.28~2008.6.18 92才)という名前は、どこかで聞いたことがあるかなくらいの知識しか持ち合わせていませんでしたが、先週の日曜日に立川のブックオフに立ち寄った時に見つけました。
私は立川周辺にはよく散策に行きますが、その時にある駐車場に止めます。そこには伊勢丹や高島屋、ビックカメラ、ヤマダ電機、ルミネ、ロフト、オリオン書房、ジュンク堂、石井スポーツ等、それぞれの店で買い物する毎に駐車券をもらえるので、その一環としてロフトにあるブックオフに立寄ることが多いです。

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人生を楽しむ その4 隣の芝は青く見える N0,2

離婚率の推移

離婚率の推移

昔の人は今より離婚率は低かったと思いますが、これとてどちらかが一方的に我慢していたから離婚しなかったのであって、今のように子供の頃から自由気ままに育てられ、みんなが権利意識に目覚め男女同権や平等主義が一人歩きしていて自己主張が強くなってくると結婚という仕組みなんて維持する方が難しくなります。
結婚生活は我慢の連続のような仕組みで成り立っている訳ですから、むしろ10年に1回位離婚してというか卒婚と言った人も最近いましたが、又、1からスタートして新しい出会いを求めるという生き方も良いのではないかと思う事もあります。

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人生を楽しむ その4 隣の芝は青く見える N0,1

隣の芝生は青く見える

隣の芝生は青く見える

人間はいつの時代も、自分は他人より不幸だと思っている人が多いのではないでしょうか。
隣の芝生は青く見えるとか、人の女房は綺麗に見えるとか、人様々でしょうが自分の家の芝生や女房はすぐそばで見ているのですから、芝生の傷んでいるところがよく見えますし、女房も最初に見た時は綺麗で可愛く見えたものですが年数が経つとえくぼがあばたに見えたりするものなのです。
他人の家の芝生は遠くから見ると確かに斜めに見えますから青く見えるはずです。しかし、よく考えると隣の芝生も自分の家の芝生もそれほど変わらないのです。女房は歳をとってくると少し変わりますが、毎日近くで見ているのですから当たり前のことです。それは妻から見ても旦那も古ぼけて見えてくるので同じことです(笑)

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人生を楽しむ その3 知恵を磨く

ゆとりある人生を・・・

ゆとりある人生を・・・

前回は、人生を楽しむ為の前段として「自分の好きな事が出来る環境を整える」と「ある程度ゆとりのある「時間」と「お金」と「健康な体」を作る」という事を書きました。そしてその為には仕事を日々コツコツとしっかりやること、その為のストレス発散や体調管理等について書きましたが、人生を楽しむようなゆとりを持ち、それを実現させる為には中々難しい局面を乗り越えなければならないという事や、ちょっと具合が悪くなっただけで医者や薬に頼らない生き方も考える意味があるという事を書きました。

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人生を楽しむ その2 ある程度のゆとりのある「時間」と「お金」と「健康な体」を作る No,2

健康的な趣味

健康的な趣味

健康な体を作るというのは、前向きに生きて行く上で大切な事だと思いますから、その方法は人様々だと思いますが、ジョギングや山登りや水泳といった趣味のスポーツで体を動かし鍛える事を何といっても習慣化する事が大事だと思います。 体を動かすこと自体はプロのスポーツ選手でない限り自分の健康の為と言っても雨が降ったり体調が優れなかったりしたらいつやめてもいいのですから、中々長続きさせることは難しいと思います。

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人生を楽しむ その2 ある程度のゆとりのある「時間」と「お金」と「健康な体」を作る No,1

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自分の好きな事が出来る環境を作るには、「ある程度のお金」と「ゆとりある時間」そして何事もコツコツと「健康な体」が必要です。その人が余りにもお金に困窮していて、そのお金の為だけに働いているとしたら、仕事以外に費やす時間的なゆとりもありません。
そういう過酷な状況にあると人間は、自分だけがどうしてこんなに辛い目に合わなければならないのだろうと、いつも何かに苛立ったり世の中の全てを恨んだりという状況になり、人に優しくすることなど出来ません。そうすると悪循環というか、負のサイクルに陥りどんどんと不幸になっていって人生を楽しむどころではありません。

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平均寿命と健康寿命

100年以上生きた双子の姉妹として有名な「きんさん」「ぎんさん」

100年以上生きた双子の姉妹として有名な
「きんさん」「ぎんさん」

日本人の平均寿命は世界で、女性が87.3歳、男性が81.1歳となっています。それはそれとして日本人として誇らしい事だと思いますが、世界一となれた原因としては色々あるでしょうが、まず第一に日本食に代表される脂肪分の少ない食材にあると言われています。
フランスやアメリカ等の欧米の国に比べたら脂肪摂取量は2分の1以下というデータもあります。その他、米飯を中心とした穀物摂取や魚の摂取量が大きいのも長寿のひとつの理由でしょう。そして納豆や豆腐、味噌をはじめとする大豆製品の摂取量も多く、これらは動脈硬化になりにくい食べ物だと言われています。

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人生を楽しむ その1「自分の好きな事が出来る環境を整える」-NO.2

点と点がつながって線になる

点と点がつながって線になる

しかしながら、人生何一つ無駄な事はありませんから、それらの行動の点と点を線でつなげ、最終的にはそれを自分の仕事や自分の人生としての面にして行けばいいのです。
その為に、一瞬一瞬、毎日毎日、自分が何をやるのかという決断はとても大事になります。
それは、よく考えるという事も大事ですが、その人の直感というか本能的な物に身を任せるという事もとても重要です。
ですから私は余り細かな計画は立てずに思いつきだったり、とにかく行動してみて、やった結果に修正して行きながら出来上がりを楽しむという様なある意味気楽な生き方が好きです。

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人生を楽しむ その1「自分の好きな事が出来る環境を整える」-NO.1

人生を楽しむ

この世に生まれて来た人間そしてその人の人生は、様々な運命によって左右されていきますが、その生き方は千差万別、千差万葉、十人十色、多種多様、千姿万能そして種々雑多ですから、人生を楽しむと言っても楽しみ方は人それぞれです。
ですから、自分で努力して自分なりの楽しみ方を見つけることしかないのです。
それには「自分の好きな事が出来る環境を整える」という事は、とても大事な事になります。「自分の好きな事が出来る環境を整える」作業は子供の頃には親や学校の先生がある程度手伝ってくれますが、成人してからは自分自身で作り出すしかないのです。

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レオパレス21問題 その2

次々浮き彫りになる欠陥の記事

次々浮き彫りになる欠陥の記事

そして築10年位になると、建物のあちこちが劣化してきますから、その時とばかり一括で管理しているレオパレスが独占する形で改修営繕工事の見積書を提示して、ここでリニューアルしないと建物が長持ちしませんよと騙して多額なリフォーム代金を回収していく、地主の方は、最初は定期借地権契約もしているし、もう全て任せざるを得ないようなまな板の上の鯉のような状態ですから何をする事も出来ないのです。

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レオパレス21問題 その1

21レオパレス

最大家賃2カ月無料や敷金礼金0円、更に前家賃0円のサービスや家具家電付きやロフト付き、セキュリティー重視、女性専用、Wi-Fi対応等良い事尽くしの謳い文句で入居を集ってきたレオパレスは平成30年4月27日及び5月29日に建築基準法違反の発覚公表以来、500円以上あった株価が、あっという間に200円近くまで下がりました。ただでさえ3月の引っ越しが大変な時期にレオパレス難民が大量発生しています。

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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


→ 会社ホームページ

建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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