【業界裏話3】 お客様支給及びネット商品の取り扱いについて

私ども建設業者は、建設工事標準請負契約約款に基づき工事の依頼を受け、工事を行っていますが、利益の原資となるものは大雑把に言って、建設資材の仕入値と客出し価格との差プラス施工費や手間賃プラス諸経費といったところでしょうか。
お見積り金額も定価のある高額の場合、場合によっては50%オフあたりまで安くして提供をさせていただいておりますので、元にそれほど利益がある訳でもないのです。本来ならブランドショップや一部の他業者様のように定価にて販売しても問題はないのでしょうが、この価格競争の中にそういう訳にもいきません。
材料や資材はメーカーや代理店から仕入れ、各職方は自前の者や外注によって行い、資材や解体撤去材等の廃材をトラック等で運搬したり処分したり、工事監理を行い、工事中の火災や事故や盗難の責任を負い、建物を完成させ、引渡し後は工事保証や瑕疵担保責任を一定期間負わなければなりません。又、各職方や社員に対しては、労災保険や工事保険に加入し、国や行政に対しても一定の免許申請や更新をしなければなりません。要するに、数少ない利益の中から人件費や外注費を支払い、更に目に見えない経費をかけなければならない業界であります。

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【業界裏話2】 「えっ!!防火サッシの価格が何でいきなり3倍になるの?」

いきなり来年から、住宅用の防火認定サッシの価格が3倍になるなんて言われたら、建築主や建築業界にとっては消費税増税どころではありません。
しかしながら、今年の12月6日以降の発注より、各サッシメーカーは従来の認定サッシの販売を受け付けないというFAXが当社にも届きました。
はっきり言って乱暴な話です。何か嫌~な予感・・・、何かきっと裏があるなぁ~という感じがします。

実は2011年あたりから、「木造向けサッシの防火認定取り消し」なんていう、きな臭い話は何かの折には聞いたことがありました。2011年3月頃に、性能を満たしていないサッシを販売して改善を求められたというのが原因のようですが・・・。

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【業界裏話1】 「管理建築士講習」及び試験に行ってきました。

恐いくらいに国や役人の権限を強めていますね

一般の人には耳慣れない「管理建築士」という言葉ですが、ある一定以上の規模や用途の建物を設計するには建築士が設計し、施工監理をしなければなりませんが、建築士には二級建築士と一級建築士があり、各々設計できる用途や規模の制限があるわけですが、それを業とする建築設計事務所には専用の管理建築士を置かなければなりません。

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耐震偽装がなされたマンションのひとつ、グランドステージ東向島

2005年、世間を騒がせた姉歯元一級建築士の耐震偽装事件をきっかけに、建築士及び建築設計事務所への不信感や風当たりが猛烈に強くなりました。それらの余波を受けまして、様々な規則やそれらを犯した場合の罰や罰金が大幅に改正されました。
その中のひとつの改正事項で平成20年11月28日に新建築士法が施行されました。
それまでは管理建築士は、一度登録してしまえば管理建築士が変更されるまでは何の手続きも必要ではありませんでしたが、改正以降は3年毎に指定された講習を受け、筆記試験に合格しなければならなくなりました。
確かに医者や弁護士もそうだと思われますが、一度国家資格を取得すれば、何か犯罪を犯して免許証が取り上げられるか、廃業するまでは、免許証の更新は不要でした。建築士の講習も義務付けられていませんでしたから、今回の改正により、3年毎に様々な法律や建築を中心とする情勢を勉強し直す必要性はあると思うところではあります。

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プロフィール

蓑田 常弘

Author:蓑田 常弘

一級建築士 蓑田常弘

株式会社ミノダ建築デザイン 代表
LIXILリフォームショップライファ立川代表
株式会社スインクハート 代表


→ 会社ホームページ

建築一筋だが、建築馬鹿ではない。

いつ仕事をしているか分らないが、しっかり納期には間に合っている。

自分の好きな建物の仕事で生計を立てられている自分はとても幸せ者だと思う。

1日おきの2kmの水泳はこれからずっと続けたいと思っている。
(楽しみというより修行のような)

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